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マナー&印象クリエーターの砂田ちなつです
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11月には子供の成長を祝う「七五三」がありますね。
本来ならば11月15日が七五三の日ですが、近年はこの日に近い週末にお宮参りをされる方が多くなっています。先日 神社を訪れた時の事ですが、まだ9月に入るかどうかの時期に既に七五三の参拝を促す看板が掲げられており、その内容には「コロナ対策の為にお早めに分散参拝をお願いします。」と書かれていました。
確かに分散参拝されると安心なので、時期を早めてとはなるほどと思ったのでした。
●子供の年齢でお祝いは変わる
ご存知の方も多いのですがここで改めてそれぞれの意味をお伝えしていきます。
昔は三歳になるまで子供は男女問わず頭を剃っており、3歳の誕生日または11月15日から初めて髪を伸ばす「髪置き」という風習がありました。
また、氏神様にお詣りをして、赤飯を炊いてお祝いの席を設けて母親の実家や親戚からお祝いの着物や帯が贈られました。
5歳になった男の子は(時代や地方では三歳や七歳のところもある)その年の11月15日に初めて袴をはく「袴着(はかまぎ)」の儀式がありました。
一方、女の子は七歳になると、それまで紐付きの着物だったのが、帯をしめるようになりました(こちらも時代や、地方により年齢が違う事もあります)。そして、これを「帯解き」とか「紐解き」と言われます。
●昔は7歳でやっと人となる
昔は7歳を迎える事が子供にとってとても重要でした。それまでは神の子とされていたのが、7歳を境にして人の子として初めて社会の一員として認められます。昔は乳幼児の死亡率が高かったので、7歳になるまでは寺社が管理している戸籍台帳のようなもので「人別帳(にんべつちょう)」に載せられずにいました。
●秋の実りと子供の成長に感謝
七五三は地域の氏神ととても深い関係がある行事で、十一月は秋の実りを氏神様に感謝する月でもあります。その月の満月の日である15日(旧暦)に、氏神様に収穫の感謝をすると共に、子供の成長を祈るのが七五三になります。
●七五三と言われるようになったのは明治以降の事
明治以降になって広く「七五三」という名称が使われ始めたそうです。江戸中期に3歳、5歳、7歳と着物の新調が絡むことで呉服屋が商業政策の1つとして江戸の街に宣伝したのが今の七五三の原型と言われています。
なんと七五三は呉服屋の商業政策からそのように呼ばれるようになったとは驚きですね。
参考書籍:自然のめぐみを楽しむ 昔ながらの和の行事 石坂昌子著 家の光協会
92頁、93頁
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