■Epi.120　驚き！Aでアメリカ人が日本人に干し柿の作り方をレクチャーしている。「海外で大切にされている日本食の文化」　編　

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Atelier Juillet代表　マナー＆印象クリエーターの砂田ちなつです

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日本食は今や世界中で親しまれていますね。「和食」として2013年にユネスコ無形文化遺産にも登録されたほどメジャーな食べ物になっています。
今日はそんな日本の文化の神髄ともいえる日本食が、私の想像以上にアメリカで大変親しまれていることを知りその事についてお話をしていきたいと思います。

先日　Forbes JapanのLine版の記事で気になるタイトルに目が留まりました。
「今、ロサンゼルスで「干し柿」が絶賛される理由」

干し柿が何故、称賛されているのか理由が気になり記事を読み進めていくと、ある女性の活動がありました。

その方は酒井園子さん、ニューヨーク生まれでお父様の仕事の関係でアメリカ、メキシコ、日本を転々として育ち現在はLA在住の料理講師／フードライター／日本食プロデューサーをされています。2020年にはニューヨークタイムズが選ぶ15人のクリエイティブな女性の1人として選ばれています。

酒井さんは「日本のおふくろの味」にこだわり、明治生まれのおばあ様やお母様から受け継いだ日本食文化を残し伝えていくことに力を注いでいます。
YouTube動画では日本食について流暢な英語で説明されており、そこには作り方だけでなくその食材や調味料のストーリーをしっかりと組み込まれているのでその動画を観ることで日本人の持ち合わせている「和」の心が視聴者に伝わってくるそうです。

外国の方に「和」の心が伝わることはとても嬉しいです。

私はフラワーデザイナーでもあるのですが、時々　フラワーアレンジメントと生け花は何が違うかを質問されることがあります。私は、洋はプラスの美・・・お花を足していきその集まりから生まれるデザイン。和はマイナスの美・・・究極までそぎ落としていき、その中から美を求める。そぎ落とした形が一番美しい完成形となる。そう思っています。
私のフラワーアレンジメントは雑誌社の担当者からはこの程よい「マイナスの美を併せ持つフラワーアレンジメント」として評価くださっています。

日本食も食材はシンプルであっても、その食材の味を最大限に引き出す事に「マイナスの美」としての共通点があるのではないかと思っています。お料理も見た目はとてもシンプルですが、味わってみると出汁や醤油、みりん、砂糖、塩など複数の調味料がとてもバランスよく含まれて奥深い味になっています。しかしながら、決して素材本来の味は壊さず引き立てているというのも芸術の1つではないかと思います。

このようなバランス感覚を食を通して日本人は幼い時から触れることで身に着けているのではないでしょうか。

そして、酒井さんが住むLAでは12月が柿の季節という事で今ではオンラインレッスンで作り方のレッスンまで行っており大人気のクラスなのです。
干し柿を作るきっかけとなったのが、ある日訪れたファーマーズマーケットで干し柿が売られていたことです。日本の伝統的な保存食である干し柿がまさかLAで売られているとは驚きで、さらに驚いたのが地元のアメリカ人の農家の方が栽培した柿を自ら干し柿にされていたという事です。それをきっかけに、酒井さんはその農家の方から干し柿の作り方を教わり、今では酒井さんのお料理教室の人気クラスになっているのです。

柿と言えば中国、朝鮮半島、日本が原産地ですので私もドバイのスーパーマーケットに並んでいるのを見た時はとても驚きました。

私も最近は改めて日本食の奥深さや幼い時に苦手だった食べ物が、今では嘘のように大好きになった「おふくろの味」がたくさんあります。ステイホームで家に居る時間が長くなると時間をかけた料理を作ってみたり、あまり体も動かさないのでお腹もあまり空くこともないのですが不思議な事に日本食に限っては毎日食べても全く飽きず、健康的だという事に気付かせてもらいました。

参考：今、ロサンゼルスで「干し柿」が絶賛される理由
2021年1月21日 08:30Forbes JAPAN
https://news.line.me/issue/oa-forbesjapan/qwfg23p4axjm?utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

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