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マナー&印象クリエーターの砂田ちなつです
『素敵なマダムになるための、とっておきな秘訣』は
知性と美しい佇まいは“あなたの”最良の財産です
を、テーマに女性が豊かな人生を送られるヒントをお届けしております。
旧HPの記事の再掲です
■五節句の1つで年内最後の節句
本来は天皇が宮中で行っていた邪気祓いの行事だったのですが、明治6年に廃止されました。
それが庶民にも伝わり年中行事として今も残っています。
1月7日以外は奇数×奇数のゾロ目になっており
(説1)奇数(陽)×奇数(陽)=W陽でおめでたい
(説2)奇数(陽)×奇数(陽)=陰で邪気祓い
の両方の説があります。
■重陽は菊の節句
中国でめでたいとされている陽数の9が重なることから「重陽」とも呼ばれます。
不老不死や繁栄を願うようになりました。
旧歴のこの季節は菊の季節です。
中国で菊は長寿をもたらすおめでたい花としてや強い香りで邪気を祓う花とされてきたことから「菊の節句」とも言われます。
菊酒を持って丘に登りそこで菊酒をいただいたことから不老長寿を願う行事にもなりました。また、健康に感謝をする日ともされています。
明治6年までは宮中でも同じ行事を行っていましたが、現在はあまりもてはやされていない原因の一つが新暦の9月は菊の季節ではないことが考えられます。
新暦だと10月頃が菊のシーズンなので一般庶民には馴染みが薄く一般に広まらなかったとも言われています。
ただ、和食の世界では9月は菊の季節なので菊や春菊のお浸しが出てきたり、菊のあしらいがされていたりするので目や舌で季節を楽しむことができます。
苦みの少ない食用菊は何と江戸時代から研究されていました。
また、収穫の時期でもあり「収穫を祝う」節句でもあり、栗ご飯を炊いて祝う「栗の節供」とも言われます。
9日には茄子を食べて無病息災を願う地域もあります。
一般教養として知っておくと良いでしょう。
また、茶道では菊の上生菓子が出てきます。
中国では重陽の節句の前日の夜に菊に脱脂綿を被せておき翌朝、その脱脂綿に溜まった夜露で肌をパッティングすると美肌や美人になると言われています。その言い伝えからか、茶道の上生菓子もその夜露に濡れた菊の香りがする脱脂綿を表すようなものもあります。
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