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マナー&印象クリエーターの砂田ちなつです
『素敵なマダムになるための、とっておきな秘訣』は
知性と美しい佇まいは“あなたの”最良の財産です
を、テーマに女性が豊かな人生を送られるヒントをお届けしております。
日本ではお月見と呼ばれる日は2回あります。
一般庶民にとっては江戸時代から収穫祭の意味で広まっていった年中行事です。
それまでは、平安時代に中国から伝わった貴族の文化の1つでした。
今年2022年は9月10日が中秋の名月、そして満月と重なります。
■十五夜
(中秋の名月、芋名月とも言われる)・・・農作物の収穫時期に豊作を祈り収穫に感謝する行事です。
説1・・・旧暦の8月15日
説2・・・秋分から一番近い満月の日
■十三夜
(小麦名月、豆名月、栗名月とも言われる)・・・10月末頃の満月よりも2日早い月を楽しむ。芋では無く、栗や豆を供えます。
今年2022年は10月8日が十三夜になります。
十五夜だけを月見するのを「片見月」と言い、忌み嫌う地域もありますので今年はぜひ、中秋の名月と十三夜の日にお月様を愛でてはいかがでしょうか。
■月にウサギが居るお話は悲しい伝説だった
インドの神話「ジャータカ神話」からの話になります。「ジャータカ神話」は仏教の説話で日本に伝わった時には今昔物語集にも収められて広く知られることになりました。
森にサル・キツネ・ウサギが暮らしていたのですが、この3匹は「前世で何か悪いことをしたから獣として生まれ変わった。だから、人の為に役立つことをしたい」と思っていました。
そんな時、老人に扮した帝釈天(たいしゃくてん)が3匹に疲れ果て空腹を訴えて何か食べるものは無いかとお願いをしました。日頃 人の為になりたいと思っていた3匹はやっと人の為に役にたてると喜んで食べ物を集めに行きました。
サルは木の実をキツネは川から魚を獲って来たのですが、ウサギは一生懸命に集めようとしましたが何も集める事が出来ませんでした。
そして、人の役に立てなかったと嘆いたウサギは目の前の焚火に身を投げて食料として老人に捧げました。
老人は帝釈天に戻り「おまえたちの気持ちは分かった。生まれ変わったら次は人間にしてやろう。そしてウサギの行動は後世にまで伝えるために月に姿を残してやろう」と言いウサギを月へと昇らせました。
これが月にウサギがいるという起源になったそうです。
■月でウサギはなぜ餅つきをしているのか
こちらは中国の話が由来とされています。
古代中国では月のウサギは杵と臼を使って不老長寿の薬を作っていると言われていました。それが、日本に伝わった時に「不老不死」が餅つきへと変わったそうです。
こちらも諸説あります。
月にウサギが居ると言われるようになったお話は実際、悲しいお話だったんですね。だから、あまり広まっていないのかなと思ってしまいました。
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